最近JINを見返してますが、何度見ても飽きないドラマというものは存在するのかという事を思い知らされます。
さて話は前回の続きなのですが、ダイポール型(オープンバッフル型)のウーファー部分については、大体2通りで構想しました。
・Ripole型
Ripole型はDIY Forumなどでオープンバッフルのサブウーファーに使われています。
一見するとユニークな形状をしていますが、以下の構造体を見てもらえれば、その挙動はいたって簡単です。
これら全てがRipoleという物らしいのですが、要するに平面バッフルを折り曲げてコンパクト化しただけです。
バッフルを大きくすることが、Ripoleでは奥行きを伸ばすことと同等なのでしょう。
また2台使用し対向にすれば、大振幅を要するこの手法でも、ある程度振動もキャンセレーションできます。
早速CADにて描いて見ました。
使用ユニットは
・46cmウーファー(Ripole)×2
・38cmミッドレンジ(Dipole)×1
・リボンツイーター(Dipole)×1
分かりづらいですが左が正面、右が背面です。
にしてもデザインセンスが無さすぎて、頭に来ますよ〜()
そしてこうして大きさを再確認すると、ここまでして低域までエンクロージャーレスに凝らなくてもいいように思ってしまいます。
・Hybrid型
最近AudioNecというメーカーが日本に上陸し、今デモンストレーションが行われていますね。
特徴的な見た目なので、もしかしたら見覚えがある方がいらっしゃるかも知れません。
この上部についている「Dipole DS」が名前の通り、奇抜な見た目のダイポール型ドライバーとなっています。
そして下は通常のミッドバス・サブウーファーという構成です。
これなら、上記のRipoleと比較的相対的に
・小さく
・ワイドレンジに
・大音量
が達成され、まさに特性面だけではいい事尽くしです。
ただ問題がXoverで、どの程度でクロスすれば、あのクリアで開放的な音が出るのかは正直分かりません。
なので対策として、可能な限りフレキシブルなクロスオーバーを構築できる事を目標とします。
具体的には可能か限り、サブウーファーを除いた2wayで下まで伸ばす。
という事になります。
形は大体こんな感じ
・46cmウーファー(vented)×1
・38cmミッドレンジ(Dipole)×1
・リボンツイーター(Dipole)×1 ※(ツイーターの穴は開けて)ないです。
視覚的なバランスはこちらの方が良さそうですが、何だか妥協の産物のように思えてしまいますね(笑)
今回はRipole型とHybrid型について、大凡の概形をイメージしつつ構想しました。
個人的にはRipoleのまま進めていきたいつもりですが、近日中にAudioNecの視聴をして、あまり違和感がないようであれば、多面的に効率が良いHybrid型にシフトチェンジしていきたいと思います。
中途半端になってしまいましたが、今回は以上。
次はThe Edgeなどのシミュレーションを交えて、ユニット選定からバッフルサイズまでを検討していきます。
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