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なぜナナチは可愛いのか?


こんにちは。

まず初めに今回はオーディオとは一切無関係な記事なので、悪しからず。




個人的な話になるのですが、本日ついに「メイドインアビス 深き魂の黎明」が届きました。感想などはまだ発売されたばかりなので伏せます。



遡る事約1か月前、私は知人の家でメイドインアビスを見させられて以降、久々にドハマリしてしまいました。

その中でも特に「ナナチ」というキャラクターに魅了され、そしてグッズを買い漁る事になりました。こんな経験人生で初めてです。



なぜここまでナナチにハマったのか、自分でも折り合いがつかないので、とりあえず文字に起こして整理整頓をしていきたいと思います。



今回の目次はこちら↓

1.身体的特徴

2.言動的特徴

3.背景




1.身体的特徴

1.1 ベビースキーマ

ベビースキーマという言葉をご存知でしょうか?

これはコンラート・ローレンツという方が提唱された、「人間や動物の赤ちゃんに見られる身体的な特徴」だそうです。

この特徴を満たすと、「かわいい」という感情を抱かせやすくなるそうです。

具体的な要素として列挙すると

・広い額

・幅の広い顔

・平坦な顔

・大きな目

・浅い彫り

・小さな鼻

・幅の広い鼻

・小さな上下顎

・小さな歯

・短い手足

などが挙げられるそうです。


いわゆるマスコットに該当するキャラはそうですね、例に漏れずナナチもこれに該当するので、可愛いと思うのはこの時点で確定事項なのかもしれませんね。


アザゼルさんは何気にこの特徴を踏まえているのにも関わらず気持ち悪いので、尊敬に値します。




1.2 頭身

1.1ではベビースキーマを踏まえて顔のみでしたが、ナナチの頭身にもその”可愛さ”があるように思います。


そこで簡易的ではありますが、ナナチの頭身表を製作して見ました。

画像は公式ページのものを使用していますので、そこまで大逸れた指標ではないはずです。


前提条件として、この手のキャラは俗に「ケモノ」に区分され、耳を含めるか否かは極めて難しい判断になります。

また自身で作中にどちらの視点で頭身を認識して入るのかは、意識していなかったので、両方の側面で見ていきましょう。


上記の図を参照すると

・体に耳を含めた場合:4.7頭身

・体に耳を含めない場合:3.5頭身

になります。


3頭身が「人間の赤ちゃんの頭身」

5頭身が「若干幼く親しみやすいキャラクターに多い頭身」

だそうです。


なので耳を含めた・含めないに関わらず、どのアングルでもこの頭身の範疇に入るナナチが可愛いのは必然なのかもしれないですね。




1.3 中性的

これは言動でも言及しますが、ナナチの最大の可愛さは何気にここにある気がします。

長い髪を見れば一見するとメスに見えるかもしれませんが、半裸です。


このどちらの性別であったとしても、閲覧者のバイアスの流れに従って美味しく、そして可愛くなる中性というキャラクターは非常に素晴らしい要素だと思います。


この例はメイドインアビスにももう1キャラ存在しています。マルルクちゃんです。

マルルクちゃんに関しては、作品の内容から「男の娘」という認識になっていますが、公式では「性別不詳」となっています。


このマルルクちゃんの性別の不確定性も、ナナチ同様閲覧者のバイアスがかかりやすく、美味しく脳内で調理されるからこそ、一層ハマる人には「可愛い」と映るのかと思います。






2.言動的特徴

2.1 「んなぁ〜」

突然ですが、脳内で孫悟空のセリフを思い出す際、「オッス!」という言葉を付ける方は多いのではないでしょうか?


これも口癖ですよね。


このオッス!というセリフの由来は「押忍」であり、Wikipediaによれば「空手道・剣道・柔道などの武道の関係者の間で使われる挨拶」とかかれてあります。


つまり戦闘アニメにおける主人公の溢れんばかりのバイタリティという最大のアイデンティティを、武道家の挨拶をすることによって確立させているような気がします。


ナナチと言ったらまず口癖の「んなぁ〜」、緩いフォルムから緩い口癖。

この口癖は、ナナチの可愛さに対しての強調構文的な役割を果たしていると考えることができます。




2.2 映画版で初めて見た”動物的側面”

ネタバレは避けますが、レグのピンチの際にナナチが全力疾走をする場面があります。この走行方法として、四足歩行になっています。


実に知的で聡明な頭脳を持つナナチ。そのナナチが本能的な危機感に及んだ際には、動物的な動作をしています。


元々は人間なので緊急時であっても二足歩行で歩くことは、想像に堅くないかと思います。


しかしながら四足歩行を選択した、「動物の姿をした元人間」ではなく、生粋な「動物」の側面を持ち合わせていた事に驚くとともに、心を奪われました。


ここで純粋な動物としての可愛さがあります。


(I) <ナナチは可愛いですね。




2.3 豊かで判別しやすい感情表現

次の2枚の写真をご覧ください。

これは照れているシーンの顔部分と、全部分の写真

ナナチの表情は顔だけではありません、「顔と耳です」


顔だけでも照れている事は容易に判別できますが、耳を押さえたモーションを表情を反映させる事により、ナナチの感情がより伝わりやすく、一層の親近感と愛着が生まれてくると思います。


また初めてリコの料理を食べた時にも、シャイなナナチでも耳は素直にリアクションしていた。これは実に見てて興味深く、二面的な表情を顔と耳で表現出来る素晴らしい、まさにアビスの祝福と言っても過言ではないでしょう。体は素直なナナチ、可愛いです。




3.背景

ナナチには壮絶な過去があるのは、ここにたどり着いた方には既にご存知かと思うので、説明は割愛します。


では何故壮絶な過去が、可愛さと因果関係にあるのか・・・・


一言で言えば”ギャップ萌え”です。


ナナチは自分の容姿を成れ果てと自負しているあたり、あまり肯定的には思ってはいないはずです。

しかし、本当に否定的であれば自身のサインを描くでしょうか?

推測の域ではありますが、個人的には「可愛い容姿に満足しつつも、ミーティを犠牲にしてしまったその容姿を素直に肯定できない」という複雑な心境であるように感じます。


こんな容姿で葛藤してると思うと、本当に可愛いですね。


話が逸れました。

この壮絶な過去にも関わらず、上述した容姿や言動を踏まえると非常にコントラストの効いたギャップがあります。


この背景と容姿という部分で凄まじいギャップ萌えによる”可愛さ”が生まれるはずです。









上記の1~3の項目がナナチが可愛いとたらしめる要素になってくると私は推測しました。


かなり作り込んでいるキャラクターなので、詰めれば恐らく1万字は軽く超えてくる事になるでしょう。(この様に軽く書いても3000字弱)


ボンドルドは憎いですが、ナナチを生み出したという功績をもってすれば、カートリッジの件も「仕方ないかな」と思ってしまえるほど可愛いです。







そして最後に一言だけ・・・・・

ナナチだけは絶対に殺さないでください、僕が成れ果てになります。














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