こんにちは、夏休みは今日で終わりのところも多いみたいですね。私も後半戦に差し掛かかりました。
さて、以前RadianとJBLとBMSのコンプレッションドライバーの比較を行いました。
該当記事↓
その中で、JBL 2450を475Nd化させたと書きました。
そこで通常のダイヤフラムを475Nd用のダイヤフラムに変えた時に、何がどう変化したのかを測定/聴感レビューにて纏めます。
目次
1.ダイヤフラムの交換
2.測定結果
3.聴感による差分
4.まとめ
1.ダイヤフラムの交換
1.1ダイヤフラムの比較
左が恐らく皆さんの見覚えがあるダイヤフラムかと思います。
リブ付きのチタンドーム・ダイヤフラムです。上に付いてるシールの様なものは恐らく共振抑制用のダンピング材でしょう。
そして右が475Nd、そして2450SLに搭載されたダイヤフラム。
リブがありません、そしてアクアプラス処理という処理が施されています。
1.2 取り付け
実際に同一環境にするため、同じホーン・同じドライバー(磁器回路)にてダイヤフラムだけ交換しました。
2.測定
2.1 測定環境
測定は上の写真の様に、ホーン中心から1mの距離にて測定しました。
2.2 測定結果
・純正ダイヤフラム
・475Nd ver.
周波数特性がスムーズに、そして3次歪みが劇的に減少してますね。
ここまで大幅な変化とは思いませんでした。
3.聴感による差分
測定結果に負けず劣らずの変化量で、一聴してわかりました。
今まで感じていたホーンのざらつき感が無くなりました。
そして耳あたりが良いにも関わらず、芯がしっかり残ります。
ただ派手さ/ブライトさは無くなったので、そこに醍醐味があると思われる方には向いていないでしょう。
ただ間違いなく475Nd化した方が、様々なジャンルに対応しています。
前回のタイムアライメントに関する記事にも記載しましたが、一番好きな音色なので、家にある2450/2451は全てこのダイヤフラムに交換しています。
4.まとめ
如何でしたでしょうか?
さすがに記念すべきシグネチャー版といった内容になっておりました、2450JはRadianのダイヤフラムに交換されている方を散見しますが、JBLの475Ndのダイヤフラムもかなり良好な測定・聴感データとなりました。
ホーンは簡単に弄れる範囲が広く、色々と比較/検討ができるので良いですね。
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