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理想のホームシアター とは? 〜前編〜

 ホームシアターはBenQなどの安価なプロジェクターの登場や、価値観の変化により、近年はマニアだけの代物とはなくなってきました。やはり大画面で見る事、そしてスクリーンを降ろす特別感は筆舌に尽くしがたいものがあります。


 そんな状況もあってか、ホームシアターを進めるAudio&Visualプレゼンターの逆木さんという方が、非常に解りやすくホームシアターのイロハを解説しています。

 非常にオススメのYouTubeチャンネルですので、是非ご覧ください。

(逆木様のYouTubeチャンネル:https://www.youtube.com/channel/UCBouIlERa_TpIRzycn1Wh6A



  かくいう私もホームシアターを構築している身としては、色々拘りがあります。自分で言うのもおかしな話ではありますが、ライトユーザーでは無いと思います。


 そこで逆木様の動画からもう少し発展させて、今回は音響に関して2部構成でお話をしようかなと思います。

(私自身のホームシアターも問題点は山積みですので、自分の指標としてもこうしてアウトプットして問題を整理したいですし。)





・現在存在するサラウンド構成

 今も昔もサラウンドといえば「5.1ch」が主流かと思います、映画館ですら今まだ5.1chの所が過半数以上を占めるかと。(シネマプロセッサーのDolby CP650でも一応7.1chは入るそうなのですが、何故なんでしょうね.....) 

 そして「7.1ch」「9.1ch」、中には「11.2ch」なんてものも存在します。


 また最近は4K UHDフォーマットの普及により、Dolby Atmosの知名度もかなり上がってます。今更ですが、Dolby Atmosとは天井にスピーカーを配置し、スピーカー一個一個が独立したchとして機能しています。


Rock on Pro様が5.1chとDolby Atmosのスピーカーレイアウトの違いを解りやすい図を作成されてました。


 天井スピーカーは「5.1.2ch」というように、サブウーファーの次に天井のチャンネル数を表記します。


そしてDolby Atmosの現在家庭フォーマットの最大チャンネル数が「7.1.6ch / 9.1.4ch」となります。(既存で対応しているAVアンプはありませんが、Dolbyのガイドラインには9.1.6chまで存在はしています。)




・当方の環境

そして私の家は7.1.4chとなっており、各機材は次の通りです。

 2chのオーディオと7.1.4chのホームシアターを共存させているため、少し複雑かつ見辛くなってしまってますが、ご了承ください。





・ハイエンドシアターの問題点

 いきなりですが・・・・・

 下手な拘りで高価なコンポーネントで揃えるより、サラウンドセットの方がサラウンドシステムとしては完成度は間違いなく高いです。


問題点として

1.各スピーカーのクロスオーバーの周波数 / フィルター特性が同一では無い

2.各スピーカー(ユニット)間の極性が反転している

3.各スピーカーのキャラクター(ここでは指向性 / 高調波歪)が同一では無い

4.そもそもチャンネル間でユニット構成が違う

が挙げられます。


 いわゆる「サラウンドセット」は、この問題点を基本的に回避させており、最適化されています。



次の章では、実際にDolby Atmosのスタジオを例に挙げて紹介したいと思います。



それにしても私自身もまだ上記の問題を解決は出来ていないので、書いてて心が痛くなります(笑)







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