こんにちは、今回はからは自作スピーカープロジェクトを始動します。
今まで専ら私はスピーカーはダイヤフラムの交換や、インピーダンス補正などのモデファイを行って来ました。
メインは自作で組んでいますが、箱はタテマツ音工さんなので、自作と呼べるかは定かではないです。(少なくとも僕は自作とは思ってないです。)
今回は一から造るDIY Speaker Projectを始動します。
目次
1.使用ユニット
2.コンセプト
3.今後のフロー
1.使用ユニット
使用ユニットは実際に家に転がっているユニットを有効活用します。
・ウーファー:Dynaudio - 24W75
・ミッドレンジ:Audio Technology - 5I52
・ツイーター:Scan Speak - Revelator R2904/7000 + Visaton - WG148(Waveguide)
ユニット”は”自分で言うのも変な話ですが、大変豪華ですね。
勿体無い気がしますが、置物として放置されるよりかはマシでしょう。
2.コンセプト
コンセプトとしては低域と中高域で別れています。
2.1低域
低域については「低域でソファーが揺れない事」
メインやHD-1システムは聞いてて本当に疲れるんです、楽しいですけど長時間のリスニングは体力/精神力が持ちません。
なので今回のスピーカーはfd = 30Hzとし、30Hzから減衰しています。
以前にも書きましたが、やはり低域は30Hzまで出ていれば問題ないです。
低域については、メインシステムでその制振性に驚いた、対向配置にします。
(15Hzのサインスイープを100dBで鳴らしても触って振動をほぼ感じないです)
そしてユニットのレイアウトの参考はこのスピーカー
NHT - Model 3.5i
ウーファーがかなり下に付いてます。
これは恐らくコムフィルター現象を回避させるための対策でしょう。
ただ今回は対向で2発付くので、下手にクロスオーバーを高くしてしまうと、コヒーレンスが高くなってしまい、周波数特性が乱れてしまいます。
逆に低すぎても、ミッドでコムフィルター現象が生じてしまっては本末転倒です。
なので、低域は
・極力床面に近く
・対向で
・コヒーレンスが高くならない周波数でクロス(現在は200Hz,24dB/oct.で検討)
では何故200Hzなのか?
それは男性の第一フォルマント(基本周波数) /i/が約200Hzだからです。
声が上から下から定位するのは気持ち悪いので.....
(ウーファーがもう一台あれば、カーディオイドやりたかった,,,,)
2.2 中高域
中高域のコンセプトは「近代的設計思想による長けた空間描写」
参考モデルは Amphion / Dutch and Dutch /Procella Audio.....etc.
画像はProcella Audio - P5
そして今まで空間描写に長けているスピーカーを見てきた結果
1.Acoustic - offset補正がしっかり出来ている(タイムアライメント)
2.バッフルが狭い
3.ユニットの歪みが低い
4.軸外特性がなだらか
の4つの要素が空間描写に影響しているのだと考えました。
(部屋も色々あるのですが、今回は割愛で)
今回Waveguideにした理由は、上述の1と4を比較的達成と勝手に思ってるからです。
3.今後のフロー
実はもうエンクロージャー自体の設計・図面は作成してあるので、実際に手順としては
いや〜センスがないっすね(笑)
1.実際に組み上げる
↓
2.まずはDSPにてネットワークの周波数/スロープを詰める
↓
3.ネットワークを作る
のフローになるかと思います。
さてどうなるかは分かりませんが、牛歩で進めていきますので、暖かい目で見ていただければ嬉しいです。
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