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Apogee Acoustics - DIVA

2021年3月23日
読了時間: 4分

更新日:2021年5月13日



さて、今回が恐らく学生としてのステータスで書く最後の記事になると思います。

そして学生生活を締め括る記事として、このスピーカーのレビューを書ける事は非常に感慨深いものがあります。






目次

1.導入のきっかけ

2.修理

3.測定

4.聴感レビュー






1.導入のきっかけ

            Duetta Ultimate(左) / DIVA(右)


元々大学1年生の頃にApogee社最小のモデル「Stage」を導入し、それ以降

・大学2年時にDuetta Signature

・大学3年時にDuetta Ultimate(Duettaのフルレストアモデル)

を導入し、まさに大学生活はApogeeと共にありました。


Apogeeの動作原理や問題点、Apogee遍歴については、過去に書いたDuetta Ultimateの記事に書いてます↓


やはりここまで来たからには「いつかはDIVA」という思いも当然ありました。


しかし、さすがはフラッグシップモデル

・個体数がそもそも非常に少ない

・状態が良い個体は、オーナーが手放さない

という事で、暫く時間がかかるかなと思っていました。


が、導入のチャンスは本当に突然やってきました。

2021年頭にDouble Woofers会長のNazo_otoko様からのお声掛けで、少し難ありのDIVAを譲っていただける事になりました。


なんと会長はDIVAを2ペアお持ちという事を最初伺った時は非常に驚きました。

さすがです。






2.修理

譲っていただけたDIVAですが、これはDIVA関係なく起こるApogeeの症状として

1.低域ダイヤフラムのBuzz(いわゆる振幅ノイズ)

2.高域ダイヤフラムのテンション低下

3.接触不良

が主にあります。


1.に関してはもうどうしうもないので、張り替える他ありません。

張り替えに関しては2年後をめどに予定しているので、その際にブログで書きます。


2及び3がこのDIVAの症状としてありました。

2.は経年劣化

3.はアルミ同士をビスの力のみで固定するデザイン上の問題

だと推測できます。


なので修理をしましたが、最初に言いますがここで紹介する修理方法については「完全自己責任お願いします」



上図はツイーターのターミナル部分。

ビスを外し、ダイヤフラムの固定板を外した所です。



手順としては簡単で

1.ビスを外し、図の状態にする。

↓

2.接点を外し、ダイヤフラムをフリーな状態にする

↓

3.ダイヤフラム適当なテンションをかけ、ダイヤフラムの端をテープで固定。

↓

4.ダイヤフラムをテープで固定したまま、極性板を接続、接点とする。

↓

5.固定板及びビスを付け、最初の状態に戻す


この5ステップで簡単に出来ます。




それでここからが応用編

・ダイヤフラムが何かしらの影響で接点部分に不具合が生じたとき


これにはまず、要らなくなったApogeeのダイヤフラムが必要になります。

私は大学2年の時に買った、ジャンクのDuetta Signatureのダイヤフラムを用いました。


1.接点付近のダイヤフラムを切断

↓

2.切断されたダイヤフラムと、Duetta Signatureのダイヤフラム片「両方の裏側」をカプトンテープで固定

↓

3.特殊はんだ(※2)で「両方の表側(銀色部分の3列各々を)」はんだ付けをする

このアルミはんだは、ちゃんとアルミに付きます。

画像はダイヤフラムとアルミの試料を、試し付けした時の様子です


これで長さを復元しつつ、接点を復活させます。


(※2)日本スペリア社 - アルミ用はんだ






3.測定

DIVA測定に関しては、極めてコンディションの良いNazo_otoko邸の固体のものを、訪問記に書いてあります。







4.聴感レビュー


まずApogee独特の澄んだ開放的な音であることは勿論の事、DuettaやSTAGEとは全く異なる部分が

・圧倒的な中域部分の量感/解像感といった充実感

・低域の厚みや伸び

を一聴して判りました。


そして何よりDIVAという名前が示しているように、ボーカルの表現はまさに凄まじいものがあります。


これに関しても、Nazo_otoko邸の訪問記に書かせていただいてますが、今回実際に導入してみて改めて体感しました。


一例を挙げるとゲームPERSONA5の中から「全ての人の魂の詩」

この曲はボーカルの抑揚や、消え際の儚さなどが要求されます。


DIVAはその様な要素を表現するのはお手の物で、さらにボーカルの音階がどの様に変化しても質感も定位も変わりません。


やはり同一のアルミニウム/カプトン蒸着振動板という構造と、位相特性が極めてフラット故のクロスオーバーの組みやすさと、繋がりの良さが要因としてある気がします。


動画越しでは1割も伝わらないとは思いますが、物は試しで動画をあげてみます。







最後に

希少なDIVAを譲ってくださったNazo_otoko様

重量級のDIVAの運搬/修理の際のリフトアップを一緒にしてくれた友人達

本当にありがとうございました。


波乱万丈な大学生活の素敵な締めになりました。








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