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IMAX's Sound System




IMAXはもう皆さんもご存知でしょう、今回はそんなIMAXについての音のお話


実はこの内容については、高校生の頃に書いてるんですよね。


なかなか詳しく書いてあります。

こんなに資料集めるなんて、よほどIMAXが好きだったのでしょう。





1 音声収録方式

1.1フィルム時代

まずIMAXの音声フォーマットにおける最大の特徴は、センタースピーカーの上にセンターハイトchを設けた6.1ch構成になっている事です。



最初のIMAX digital (アス比1:1.85のデジタルシアター)は5.1ch



IMAX以外のフィルム時代の音声収録方法はフィルムの横に光学音声の部分を設けてました。

分かりやすい画像がありました。



一方IMAXは最初から映像・音声を別々に分け、それぞれを同期させていました。

音声は35mmフィルムを分速27mで流していたそうです。




後期になると、音源がフィルムからディジタル媒体になりました。

これはCDをフィルムと同期させているものです。

感覚としてはdtsに近いでしょう。



1.2 ディジタル時代

なんとなんと、映像/音声が収録されたHDD一台で全て完結できるらしいです。

記録デバイスにおける、技術の進化は凄いですね。






2 サウンドシステム

2.1 スピーカー

IMAXのフィルム時代には様々なスピーカーの種類がありました。

知る限りの古い機種順に並べてみます。




ウーファーからツイーターにかけてレイアウトされています、普通のシネマスピーカーのユニットレイアウトですね。


この頃はユニットは主にJBL社製です。




そして、90年代後半に仮装同軸思想が成立させて以降、ずっとこの方式です。

ユニットですは

・ウーファーがEminence

・中高域に関してはEminenece、TADやJBLなど

とバラエティーに富んでいます。






・ここからがディジタル時代

掲載していないスピーカーがありますが、ユニット構成は下記のモデルに集約できるので、意図的に掲載しておりません。





そして最近、大きくモデルチェンジがされました。

そして最新機種に関しては、もうホーンだけしか見えないですね。

これ実はIMAX社とDanley Sound Lab社が共同開発したスピーカーシステムです。

(私の知る限り、2018年のOMNIMAXへの導入事例が最初かと思います。)


Danley Sound Lab社の特徴は、色々話せば長くなりますが、ずばりその密度

百聞は一見にしかず、画像をご覧ください。


これが恐らく類似モデルであろう、Danley - CJ-1894 。


このCJ-1894の背面から見た写真

4 x 1.4HF, 8 x 6.5 MF, 6 x 15” LF

ユニット構成は

・ウーファー:6 × 15"(38cm)

・ミッド:8 × 6.5"(16cm)

・ツイーター:4 × 1.4"(3.5cm)

計18ドライバーを搭載している、”超過密”のスピーカーです。


こんなレイアウト・構成しにている理由は恐らく

・音響パワー(音圧)の向上

・よりスムーズな軸外特性

を狙っていると思います。


実際の最大音圧は148dB(人間の耳の許容音圧が130dB、それ以上は痛覚)というスペックを掲げています。


実際に日本では(確認できただけで)

・流山おおたかの森

109シネマズ菖蒲

に導入され、以前私がグランドシネマサンシャインのレビューにて書いた”音割れ感”が無くなり、さらに音圧も大きくなっているという報告がありました。


グランドシネマサンシャインのレビューはこちら↓




2.2 サブウーファー

IMAX最大の魅力といったら、インパクトのある低域

その魅力の元が言わずもがなサブウーファーです。


実はスピーカーは上記の様なバリエーションがありつつも、サブウーファーは3機種(事実上は2機種)だけなんです。


そして、実はこのユニット達変えちゃったりします。

(完全に同一のものとは限らないので足からす)


・フィルム時代は全てこの機種(ユニット:Eminence - OMEGA PRO 18A)



・ここから下がディジタル時代

下は日本では恐らく川崎にしか導入されていない、希少なモデル

(ユニット:Eminence - KIROMAN PRO 18A)



そして皆さまおなじみDSL-4D(ユニット:Eminence - LAB12)



私事になりますが、実はDSL-4D用のユニットを入手しました。

このユニットを用いてサブウーファーを作り、IMAXのあの低域がどの程度再現できるのかを検証していきます。(追ってブログに書きます。)







3.音環境

 音環境(部屋やスピーカーのレイアウト)など、IMAXは実は優れている点が多いのです。


話せば非常に長くなるので、何故IMAXが優れているのか過去に触れたので、その記事も掲載しておきます。


内容は難易度高めなので、「ふ〜ん」程度に思っていただければと思います。


該当記事

・前編(後編へのイントロダクションです)



・後編(こちらでIMAXについて触れています。)







・まとめ

IMAXは個人的に結果論としては好きでは無いというか、Dolby Cinemaの登場により、希薄なものになってしまいましたが、元はと言えば特殊フォーマットの第一人者。


今尚音だけ見ても積極的なR&Dをし、今尚進化していている道程をみるのは、大変面白いものでした。


なんだかんだでファンの一人として、今後も厳しいレビューになる可能性はありますが、応援していきます。



Think Big







P.S.

どうでも良いですが、一番最初の成田IMAXの写真。

真ん中でバンザイしてるのは私自身です(笑)





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